【Blender 】Blender API について

Blender は Ver.2.79 です。
よく使うものだけメモとして残しておきます。
間違っている場合など、ご指摘下さい。

よく使うデータアクセス系(bpy.data)

bpy.data は、Blender データへのアクセスに使用します。

下記でオブジェクトを取得可能。

bpy.data.objects['オブジェクトの名前']

プロパティ名	内容
name	オブジェクトの名前。
type	オブジェクトのタイプ。 'MESH','OBJECT','ARMATURE'等
parent	オブジェクトの親。存在しない場合は None が返る。親を設定するときによく使う。逆に親を設定したくない場合は、None を設定する。
parent_type	親のタイプ。 Armatureを親にした場合は、'BONE'を設定出来る。
parent_bone	上記の parent_type で 'BONE' を指定している場合に使用する。どの BONE が親になるかを指定する。指定する内容は BONE の名前。
constraints['名前'] constraints[index]	名前やインデックス(何番目か)を指定することにより、コンストレイントを取得できる。例えば 'IK' や 'Copy Rotation' 等。存在しない場合はエラー。
constraints.find('名前')	名前を指定することにより、指定したコンストレイントのインデックスが返る。存在しない場合は -1 が返る。
select	選択状態を表します。 True を設定した場合は選択状態。 False を設定した場合は非選択状態となります。

「全オブジェクト名を列挙したい！」とか。

for x in bpy.data.objects:
    print(x.name)

下記でオブジェクトに設定しているコンストレイントを取得可能。

bpy.data.objects['オブジェクトの名前'].constraints['コンストレイントの名前']

以下のプロパティは、大体、どのコンストレイントにもあるかと…。

プロパティ名	内容
target	どのオブジェクトを対象にするか。
subtarget	どのボーンを対象にするか。これは target が Armature の場合のみ指定可能です。
mute	Disable/Enable の切替。 Trueの場合、無効。Falseの場合、有効となります。

bpy.context は、現在の状態に対してアクセスするのに使用します。
選択中のオブジェクトや、ボーンなどに対してアクセスする際に便利です。

下記で選択中のオブジェクトを取得可能。

bpy.context.selected_objects

「選択中のオブジェクト名を列挙したい！」とか。
返ってくるのは、基本、bpy.data で取得したものと同様なので同じような感じですが…。

for x in bpy.context.selected_objects:
    print(x.name)

「選択中のオブジェクトでCopy Locationが設定されているもののみ列挙したい！」とか。
(※) コンストレイント名が"Copy Location"になっている場合のみ有効

for x in bpy.context.selected_objects:
    if x.constraints.find('Copy Location') != -1:
        print(x.name)

下記で選択中のボーンを取得可能。
ただし、Armature がポーズモードになっている必要があります。

bpy.context.selected_pose_bones

「選択中のボーン名を列挙したい！」とか。

for x in bpy.context.selected_pose_bones:
    print(x.name)

「選択中のボーンでIKが設定されているもののみ列挙したい！」とか。
(※) ボーンコンストレイント名が"IK"になっている場合のみ有効

for x in bpy.context.selected_pose_bones:
    if x.constraints.find('IK') != -1:
        print(x.name)